12Rで優勝戦が行われ、笠原亮(37=静岡)が4カドから差し伸びて今年初、通算では47回目の優勝を飾った。2着は柳生泰二、3着は森永淳が入線。1番人気の岡村仁は1周2Mで痛恨の転覆を喫した。

 進入は6枠柏野幸二の前付けを3枠柳生がブロック。2枠笠原は4カドに引いて、136・245の3対3。「スタート展示も4カドで(柳生、柏野が内に)来てくれれば、入れようと思っていた」。イン岡村はコンマ01の強烈スタートを決めて先マイしたが、2コース柳生の差しが入った。笠原は2番差しの形からバック伸びて2M先取り。柳生の差し返しは届かず、外を握った岡村は舟が浮いて転覆した。

 勝った笠原は16年5月浜名湖以来の美酒に、「結果の出る時と出ない時はありますが、これからも一生懸命頑張ります」と話した。