予選9Rは松村友和(40=大阪)が直線鮮やかに差し切った。前を任せた藤木裕が最終ホームで7番手に置かれ、松村は最終バックでも後方2番手。そこから3角で外を踏み、直線はど真ん中を一気に突き抜けた。

「僕だけ(4角から)ショートカットしたので。藤木君、田中(雅史)さんと決めたかったけど、コースは見えているし調子もいいですね」と手応えも上々の様子だ。

好調の要因は愛車にもある。「昨年12月にフレームを替えてから、伸びている感覚がある」。この日の勝利が今年4勝目。4場所で2度決勝に進むなど結果も伴っている。準決10Rは同郷の稲川翔を援護し、大阪ワンツーでの決勝進出を狙う。