決勝はゴール前で4人が落車する激しいレースになった。

難を逃れて外を突き抜けた平原康多(39=埼玉)が3月大垣以来、今年3度目、通算30度目のG3優勝を飾った。

レースは打鐘でも動きがなかった。その後、前受けの稲川翔が桜井正孝の仕掛けに合わせて4角から踏み込む。関東4車先頭の吉田拓矢もホーム手前からまくったが伸びを欠く。「(吉田が)行き切れないことは想定していなかった」。まさかの展開になった平原だが、2センターから持ち出すと、落車の影響がない外のコースを一気に伸びた。

今シリーズは番手でも自力でも、楽なレースは1度もなかった。「実戦でしか得られない、いい経験ができた」。ハイレベルな開催を制し、あらためて総合力の高さを証明した。

次走のいわき平G1日本選手権に向けて「さらに気持ちを上げていければ」。慢心することなく、30代最後となるG1に挑む。【音無剛】