地元の鈴木孝明(28=埼玉)が、インからしのいで逃げ、5月の徳山以来、今年4度目、通算でも4度目の優勝を飾った。戸田は念願の初優出初優勝。2着は2コースから差して道中さばいた古結宏、香川颯太が3着に入った。

「初日のドリーム戦1号艇に選んでいただいた。それがうれしかった」。魂を込めた初日12Rの戸田選抜1枠を逃げて、勢いに乗った。準優前の4日目5Rで転覆(責任外)のアクシデントはあったが、その窮地を予選トップで迎えた準優11Rの勝利で乗り越えた。

ただし、優勝戦のスタートはコンマ20の5番手…。「スタートは最悪でした。絶対にフライングは切れないので」。合計5件もあった今節のフライング。地元の責任感を感じ、危うい隊形にはなったものの、伸び返し、石田章央の攻め、古結らの差しをこらえた。「行き足が良かった分、何とか耐えられた。(初日12Rの)1号艇に選んでいただいて地元の意地とプライドもあった。濃い1節でした」と、充実感に満ちたシリーズを最高の結果で締めくくった。

今年は1月福岡の初優勝に始まり、すでに優勝は4度。その道のりに反省を忘れず、今後の目標を力強く宣言した。「5月に3回目の優勝ができたのに、それから優出もなかった。ふがいないです。でも、ここまで来たので、あと2つ。(来年)からつのクラシックは出たい」。すでにA1級キープは当確圏に入り、次は来年3月のSG出場権獲得へ。明確なビジョンを脳裏に刻み、今後も攻撃力に磨きをかける。