森保監督悩む「条件つき活動」東京五輪へ積極視察

日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-22(22歳以下)日本代表の森保一兼任監督(51)が15日、五輪世代の選手選考は特に慎重に見極めたい考えを示した。

J2横浜FC-大宮戦(ニッパツ)を視察。横浜FCから世代別代表に選出されているMF斉藤光毅(18)は後半途中から出場。大宮でも20歳のMF奧抜侃志が先発出場した。

試合の最終盤まで見守った指揮官は「五輪世代の方は、1つの試合や経験で一気に序列が変わるような成長があったりする。そういう情報を逃さず、できる限り試合を見たい」と、足を運んだ理由を口にした。過去の代表歴といった実績に左右されることなく、常に新しい才能の開花にアンテナを張っている。

今月にはW杯アジア2次予選も含めたA代表の活動中に、横内昭展監督代行のもと五輪世代が北中米遠征を行い、同米国代表、同メキシコ代表と対戦した。すでに情報共有は済ませたという。「(5月の)トゥーロン国際から(メンバーが)変わったところもある。幅広い選手に経験してもらう、コンセプトを多くの選手に分かってもらうためにいい活動ができた」と話した。

残り1年を切った東京五輪。メンバー絞り込みについては「難しい」とし、本番直前まで広く可能性を探りたい考えを示した。A代表と違って招集に強制力がないとみられ「だいたい条件つきの活動」(森保監督)になることが実情。イメージ通りのメンバーを組むことは難しい。

ただ、見方を変えれば、数多くの選手にチャンスがあり、多くの選手に機会を与えることにもなる。「少しでも幅広く選手のレベルアップをすることと、チーム力を上げるために目的を持って活動すれば、いい成果につながると思っている」。限られた時間と機会をギリギリまで活用し、メダル獲得を期待される本番でのベストな布陣を追い求める。【岡崎悠利】

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  • 横浜FC-大宮戦を視察に訪れた日本代表の森保監督(撮影・横山健太)