約8カ月ぶりの東京オリンピック(五輪)世代招集となったMF久保建英は12日午後、空路で広島入りした。「初ゴールおめでとうございます」の声に会釈で応じ、森保監督の言う“ベストメンバー”に選ばれたことを「うれしく思います」と歓迎した。

久保がいない間にU-22代表には新たにMF食野、菅原らが加わった。今回はA代表でも活躍する堂安が初招集され、18人の座をかけた争いはより激しさを増している。

そんな状況を、久保は「自分だけでなく新しいメンバーも入った中で、1からのスタートと言ったらアレだけど、新しい選手がポジションをつかんでいかないといけないのかな」と分析した。指揮官が求めるのは、新戦力の台頭により生まれるポジティブな競争だ。その先にある日本の躍進を描いた18歳は「今回の試合が勝負だと思う。しっかりとアピールしたい」と襟を正した。