サッカー日本代表のMF久保建英(マジョルカ)が、21歳の誕生日の4日、6日のブラジル戦(国立)に向けて自信をのぞかせた。

トレーニング前にオンライン取材に対応。「僕からしたら、日本代表で格上のチームと対戦するのは初めてなので、ワクワクしてますね」と対戦を心待ち。ただ、どんなプレーを見せたいかと聞かれると、その言葉は力強かった。

「間違っていたら指摘してもらえたらと思いますが、僕はあまり、ビッグゲームで満足いかなかったことはない。プロになってから格上の相手に『僕消えてたな、負けてたな』ということない。そういう意味では僕はやれると思う」

後半26分から途中出場した2日パラグアイ戦(札幌ドーム)では、初めてと言っていいほどの「焦り」があったという。「(日本代表での)自分の立ち位置がいやでも見えてしまったので、それに対する焦りはあった。正直いろいろと考えることあって、うまく試合に入れなかったかなと思います」

その「焦り」は、懸命に日本代表でのサバイバルに挑む気持ちの表れ。そんな自分自身と向き合い、新たな気持ちで王国ブラジル戦に臨む。「割り切って出来ると思う。焦りとかなくプレーできるかなと思います」。

W杯まで半年を切った。久保は自らをサプライズと表現した。「現状チームもいいですし、W杯はサプライズがあって当たり前。自分がいいサプライズになれればいいかなと思います」。まずは6日。振り切った久保は、出番をつかむことができるのだろうか-。