【ヤンゴン(ミャンマー)6日=岩田千代巳】 ワールドカップ(W杯)北中米大会出場を目指す日本(FIFAランキング18位)が、アウェーでミャンマー(同163位)に5-0と圧勝した。

森保一監督(55)は、ワールドカップ(W杯)カタール大会後、初めてスタートから3バック布陣を採用した。実は、前日の守備の練習は4バックで臨んでいたという。

森保監督は「どっちがいいかなと迷っていた。基本4バックできて、オプションで3バックを途中から試している。スタートからプレーしてもらうことで、よりチームとして形になるかなという判断をして、今日、選手達に実は伝えました」と、試合直前に3バックでスタートすることを決めたことを明かした。

夢フィールドで公開した練習では、主に3バックでの攻撃を落とし込んでいた。森保監督は「これまで、どちらかというと、守備の部分で3バックを使うことが多かったですけど、攻撃の部分で練習したことを出していけるようにという判断で3バックにしました」。

W杯アジア最終予選進出を決めていた中、「戦術を試す」「選手を試す」と位置付けていた。立ち上がりこそ、相手のブロックに苦戦したが、徐々に攻撃が活性化し、縦突破、サイドからのクロスと「中と外」を使い分け、ゴール前に人数をかけ、終わってみれば5得点の大勝。1トップでフル出場したFW小川航基(26=NEC)が2得点、左ウイングバックを代表で初めて務めたMF中村敬斗(23=スタッドランス)が2得点と、新戦力と新戦術で結果を残した。

指揮官は「チームとして手応えになる形は、中央突破でもサイドからの崩しでも出ていた。より強い相手に対してもできるように、いいイメージの共有になった。相手はカウンター狙いということは、はっきりしていた。そこで背後をつくことと、ディフェンスラインから厚みを持って選手が賢くプレーしてくれた」と合格点を与えた。

「戦術、選手を試すという言葉は合っているかわからないが、試してチームとしての経験値を高める意味でいい試合になった。ミャンマーもハードワークするチームでアウェーで難しい戦いだった。相手を見下すつもりはないが勝たなきゃいけない相手。より強い相手と最終戦、その先を見据えて考えなくてはいけない。自信の部分ではいい試合だったと思うけど、まだまだレベルアップしないといけない」と引き締めていた。