鹿島アントラーズが国立で川崎フロンターレに逆転勝ちを収め、6連勝で首位をキープした。先制を許したが、MF舩橋佑(22)とFW田川亨介(26)のゴールでビッグマッチを制した。
昨季まで川崎Fを率いた鹿島の鬼木達監督(51)は「苦しい中で点を取れたところ、守備の所で全員が体を張ったところが勝利につながった。気持ちのある非常に良いゲームだった」と振り返った。
前節アビスパ福岡戦からスタメン3人を入れ替えた鹿島は試合開始から相手の圧力に屈し、劣勢を強いられる。球際の鋭さで後手に回り、切り替えでも相手に上回られた。前半7分にCKから相手DF佐々木旭に頭で決められて先制を許した。
その後もピリッとせず、何度も決定機を作られた。同29分に相手のミスを見逃さず、FWレオセアラが相手GKをかわして絶好機を迎えるが、枠外に外した。
前半終了間際に意地を見せる。追加タイム1分、左クロスをファーサイドに構えたFW鈴木優磨が折り返し、船橋が相手を1枚かわしてボレー。記念すべきJリーグ初ゴールで追いついた。
後半開始からMF荒木遼太郎とMF三竿健斗を下げて、MF知念慶とMF松村優太を投入。ペースを引き寄せにかかる。
前線の活動量が増すと、後半20分に逆転に成功する。レオセアラに代わって途中出場した田川が鈴木のスルーパスに抜けだして冷静にゴールネットを揺らした。終盤は相手に押し込まれる場面もあったが、組織的な守備で対抗。失点を許さなかった。
3連敗後に6連勝。負傷者が続出する中で鬼木監督は見事にチームを立て直し、首位に返り咲いた。「全員が試合に出て結果を残してやろうチームのためにと言う姿勢があった」と評価しつつ「選手もこの勝利には満足していない」。気を引き締めて連勝街道を突っ走る。
鹿島を率いる鬼木達監督は選手時代を含めて川崎Fに26年在籍。17年から昨季まで8季にわたり監督を務めてクラブに初タイトルを含む国内主要タイトルを7つもたらすなど黄金期を築いた。
今季から鹿島の監督となり、古巣とは初対戦。J1首位の鹿島と、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準優勝の川崎Fという注目マッチには5万9574人が詰めかけた。



