名門シャルケの下部組織出身で、将来を期待された10代を過ごしつつも、現在は欧州トップリーグから遠ざかっているドニス・アブディヤイが心境を語った。
2018年夏にシャルケを離れたアブディヤイは、オランダ、トルコを経て今年1月からスコットランド1部ハーツに所属している。
独誌「スポーツビルト」のインタビューでアブディヤイは「プロサッカー選手としての自分のキャリアが、まるで転げ落ちてしまったかのように言われるのは本当に腹が立つね」と切り出し、「オランダのローダではファンのお気に入り選手の1人だったし、ビレム2ではシーズン前半戦だけでスコアラーポイントを16も記録した。今年1月まで在籍していたトラブゾンスポルは、今季トルコ1部リーグで首位を走っている」と話したという。
しかし彼と同じ1996年生まれで、シャルケユース出身のレロイ・サネはマンチェスター・シティーへ、またティロ・ケーラーもフランスの強豪パリサンジェルマンへとそれぞれ旅立っており、かつて同じ釜の飯を食っていた仲間が、今や大舞台を主戦場としているのも事実である。
そのことについて聞かれたアブディヤイは「2人(サネとケーラー)は決して努力を怠らなかったし、(移籍の面で)良い判断をした。彼らのことをとても誇りに思っている。ただ僕も、ユベントスやリバプール、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブからのオファーを断らず、ユース時代にそれらへの移籍を決めていれば、もしかしたら今とは違ったキャリアを築けていたかもしれない」とコメント。2016年夏に、レンタル先のグラーツからシャルケへカムバックしたことについても「あのまま(グラーツに残りシャルケに)戻らなかったほうが、本当は良かったのかもしれない。でもあの時の僕は(シャルケに)自分の居場所があることを証明したかったんだ」と、過去の決断に後悔があることもにおわせた。


