【ナッシュビル近郊(米国)10日(日本時間11日)=佐藤成】日本代表MF堂安律(27=Eフランクフルト)が臨戦態勢に入った。

9日のオフでベテラン勢と会話をし、チームの引き締めの重要性を確認。3日後に迫った1次リーグ初戦のオランダ戦に向けて緊張感を高めた。これまで別メニュー調整が続いていたMF遠藤航も全体練習に1部合流するなど、本大会へ一段加速する。

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日本の10番は休養日もW杯のためにあてた。チームがオフだった9日も堂安の頭は本番に向いていた。

「抜き切ってもダメなので、基本的にはW杯の話をしながら。それこそ(吉田)麻也君とか(南野)拓実君とかから話聞いたりとか、(遠藤)航君と話したりとか、いろんな近い選手とコミュニケーションとりながら、どうやったら初戦で100%ギアを入れていけるか話していた」

メンター役の南野、サポートプレーヤーの吉田というこれまでにない立ち位置の選手たちとの意見交換。客観的なチーム状況や過去との違いを聞き出し、ピッチ内外で有効活用していく思いだ。

遠藤も加わったこの日の練習は非常によい緊張感だったという。メキシコでの事前合宿は個人のコンディション向上が主眼。ナッシュビルへ移り、戦術練習も始まって本番モードに突入した。「チームメート内で妥協してはいけない。森保ジャパンは8年間かけて長くやっているので選手の距離感が近いですし、言い合えない関係になっちゃうところもあるんですけど、そこを強くもう一回要求し合う話はみんなで言っています」と改めて引き締めることで目標に近づく。

チームは順調に成長してきた。前回W杯カタール大会では強豪ドイツ、スペインを撃破。この1年ではブラジル、イングランドにも勝ったが、本大会での勝利を約束してくれるものではない。「忘れなくちゃいけないこと。過去のことだし、本大会で勝たないと本当に何も意味がない」。

初出場だった前回大会はゲームチェンジャーの役割を担い、ドイツ、スペイン戦でゴール。今大会は絶対的主軸の10番として、チームをけん引する立場にある。だからこそ、全体のことを考えて行動に移す。オランダについては「ノーコメントで」と多くを語らなかった。「ここまで来たからには本当に全部出し切らないと後悔する」。覚悟を決めて2度目の大舞台に臨む。【佐藤成】

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