東京都の小池百合子知事(67)が15日、20年東京オリンピック(五輪)のテストイベントと位置づけた「マラソングランドチャピオンシップ(MGC)」を視察した。

この日、都が行った医療救護活動や暑さ対策などの実証実験を視察した。小池氏は「いかにして太陽の日差しを遮るのもテーマ。いくつか新しい取り組みを含め、実験していただいている。より良い暑さ対策を確保していく」と話した。

沿道には休憩所やミストが設置され、かちわり氷やネッククーラーなど800個が配布された。一部では小型扇風機も配布された。小池氏は「まずは皆さんに暑さグッズがある。傘、氷、ネッククーラーなど、そして小型扇風機。これは今年ずいぶんはやりましたね。いろんなものがありますし、どういった形で暑さ対策ができるかも大事」と、観客自身の暑さ対策も含めた万全な検証を行うと示唆した。