全日本実業団対抗女子駅伝予選会が18日、福岡・宗像ユニックス発着の6区間、42・195キロで行われ、積水化学が2時間17分3秒で2連覇を飾った。

3区でハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(32)が区間記録を1分15秒塗り替える32分43秒で、独走態勢に持ち込んだ。過去2度の日本一を誇る第一生命グループは2時間23分4秒の15位で、上位14チームに与えられる本戦(11月22日・宮城)の出場を逃した。

新谷は2番手ヤマダの10秒前にタスキを受け取った。「後ろは気にしなかった」と積極的に飛ばし、リードを広げた。最後まで勢いは衰えず、4区宇田川につないだ時は、もう後続と1分58秒の差があった。「直接の応援がないのはきつかったが、(テレビの)画面越しから応援があると思ったら頑張れた」と振り返った。今大会は新型コロナ禍により、沿道の観戦自粛が要請されていた。