陸上世界選手権(9月13~21日)で日本女子初の連覇がかかるやり投げの北口榛花(27)が、3年連続の世界女王へ強い決意を示した。31日、合宿先のトルコからオンラインをつなぎ、所属先のJALの壮行会に出席。6月に利き腕の右肘を痛めたが「ケガをしても、目標は変わらず金メダル」と言い切った。
23年同選手権、24年パリオリンピック(五輪)を制した中、今季は右肘を負傷。6月下旬から2カ月ほど実戦を離れた。医師から「(世界選手権に)間に合わないことはない」と伝えられていたというが「もう1度ケガをすると戻れなくなるかもしれないという怖さはあった」と明かす。ただ、不安を抱えながらも、下半身や体幹のトレーニングに注力。「ここまで練習をしてきたからには、このまま終わるのはありえない」と強い決意で調整を進めてきた。
8月20日に世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)ローザンヌ大会で競技会に復帰。18年6月の日本選手権(49メートル58)後ではワーストとなる50メートル93にとどまったが、同29日のDLファイナルでは60メートル72と記録を伸ばした。「ローザンヌでは怖くて投げられなかったが、ファイナルで60メートル以上を投げられたことは自信になった」と復活の兆しをつかんだ。
今後はトルコで調整を進め、自国での世界選手権に備える。「(優勝は)今季のベスト(64メートル63)は出さないと届かない」と気を引き締めつつ、「1番が好き。1番を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

