大空真弓

映画「坊ちゃん天国」でデビューした大空真弓。新東宝入りした1958年に勝鬨橋で撮影
映画「坊ちゃん天国」でデビューした大空真弓。新東宝入りした1958年に勝鬨橋で撮影

「ママ、ママ」と呼んで慕った赤木春恵さんが亡くなり、告別式で弔辞を読んだ大空真弓。上記の言葉(名言)に続き、「ママのすべてが好きでした」と語られると、参列者は目頭を押さえた。1964年「愛と死をみつめて」が大ヒットした。ドラマ版はTBSで制作された。重い病に冒される主人公・大島みち子役を演じた大空は一躍トップ女優の仲間入りをした。脚本・橋田寿賀子、プロデュースが石井ふく子で、以来大空は「ありがとう」「春日局」など石井、橋田の作品に出演するようになった。亡くなった赤木さんは橋田ドラマの常連で共演者の誰からも愛される「母」だった。ちなみに、青山和子が歌った同名の「愛と死をみつめて」が64年のレコ大に輝いた。(/_;)

<芸能・2018年12月5日掲載>