アンニョンハセヨ!!アン・シネです。雨の多い季節になってきましたね。“バイウゼンセン(梅雨前線)”っていうんですか? どんどん北のほうに上がって来ますね。でも、雨でもゴルフするでしょう? 「アンシネのサランヘヨGOLF」今週は雨の日のゴルフについてです。これを読んで、雨でもゴルフ楽しんでくださいね。


雨でもゴルフを楽しんでくださいね
雨でもゴルフを楽しんでくださいね

 ゴルファーにとって雨ばっかり続くツユ(梅雨)はイヤですね。韓国にも同じように雨の季節はあります。チャンマと言われていて、日本のツユより少し遅くに雨が続きます。でも、ゴルフが大好きなみなさんは雨でもコースに行くはずです。そんなときのコツをお教えします。


 一番大事なのは、グリップをぬらさないこと。グリップがぬれてしまうと、滑ってミスショットをしやすくなってしまいます。だから、できるだけぬらさない。ぬれてしまったらめんどくさがらずに乾いたタオルで拭いてから打つ。とっても大事なことです。


 プロの試合で、キャディーさんがタオルでグリップを拭いてくれるのを見たことはありませんか? アマチュアのみなさんにも、キャディーさんがそうしてくれれば一番いいですが、自分でもしっかりタオルを多めに用意するのがいいですね。クラブを何本も持った時も、使わないクラブを地面に置くときは、グリップ側をカサのホネにはさんでぬらさないようにする。ぬれちゃったら拭く。基本中の基本です。簡単なことですが、これでミスがずいぶん防げます。


 もう1つ、スイングを柔らかくすることを考えてください。レインウエアを着ていると、どうしてもいつもと体の動きが違ってしまいます。だから、タイトなクラブで遠くに飛ばすことを考えずに、余裕のある大きめのクラブを選んで柔らかくスイングしてみてください。


 距離感も変わってきます。芝が水分を含むこと、ランが出ないことなど、いつもとは違うファクターがたくさん入ることで、いつもと同じようにプレーすることはできない。そのことをまず頭に入れてください。雨が降っていない日との距離感の違いについては、経験を積んでみて初めてわかるものなので、簡単には言えませんが、とにかく「いつもと違う」と思うこと。これが大切です。その上でクラブを選びましょう。ピンが近づけば近づくほど、いつもとの違いは感じるはずです。セカンドショットもアプローチも、いつもより大きめに打つくらいでちょうどいい。ただし、その加減は自分で経験してつかんでください。

 自然と上手に付き合うのがゴルフ。雨の日にしか味わえないゴルフの良さ、コースの美しさを感じてください。


プライベート紹介(写真はすべてインスタグラムより)
プライベート紹介(写真はすべてインスタグラムより)

◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

◆撮影=河野匠

◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城県稲敷市)