どーもです。RODDIO「S-Design Oversized」ドライバーですが、RODDIO「TT-6」シリーズのシャフトに加え、話題のFUJIKURA「VENTUS」、3月発売予定の新作、三菱ケミカル「TENSEIプロホワイト1K」で試打することができました。「シルバー」「ブラック」のどちらで打つか一瞬迷いつつも、より操作性が高そうな「ブラック」を選択。各シャフトで打った印象をまとめでドーンとお届けします。早速、いってみましょう。


まずはRODDIO「TT」シリーズですが、「太陽」「星」「月」の3モデルがあって、それぞれ「先中調子」「中調子」「手元調子」となっています。昨日までは「TT-5 月」の統一でお届けしましたが、「TT-6」シリーズはこの3タイプを試せました。


光沢仕上げと

マット仕上げの2タイプがあって

今回試打したモデルは「星」が光沢、「太陽」「月」がマットでした。


◆TT-6太陽

スペックはロフト角10度、ライ角60度、長さ45.5インチ、総重量321.7g、バランスC9.8。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量72.5g、トルク3.6、先中調子。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

重量的には「いい感じじゃん!」とか思っていたけど、実は総重量で320gオーバー。しかも、シャフトも70g超って!! 正直、数字的にはビックリですが、試打時には「ちょっと重いかな」程度でした。おそらくカウンターバランスなんでしょうね。それ以外に、「この重量で重さを感じないはずはない!!」と思いたいです。


実際に打ってみると、あら不思議!! 「TT-5月」よりも球がしっかり上がります!! 切り返しからダウンにかけて、シャフトの中間から先がしなって、よりつかまる感じでした。この動きが球を上げてくれるのかもしれません。総重量のわりにはかなり振りやすく、シャフトのしなり感もしっかり感じられるモデルでした。


◆TT-6星

スペックはロフト角10度、ライ角60度、長さ45.5インチ、総重量321.5g、バランスD0.5。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量73g、トルク3.6、中調子。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

重量的には「TT-6太陽」装着モデルとほぼ同じですが、これも持った時には、そこまでの重量だと気付きませんでした。ワッグルしてみると。ヘッドの動き方がややマイルドで、「TT-6太陽」よりもやや中間よりから動いている感じでした。


実際に打ってみると、打ち出し角的には「TT-6太陽」とほぼ同じですね。でも、違うのが先端の動き方。「TT-6星」はより先端の動きが少なく、ヘッドの走り方も穏やか。弾道を見比べてもらうとわかると思いますが、「TT-6太陽」がややドロー気味だったのに対して、「TT-6星」はほぼストレート! わずかですが、この差は大きいですよね~!! 


◆TT-6月

スペックはロフト角10度、ライ角60度、長さ45.5インチ、総重量321.9g、バランスC0.8。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量72g、トルク3.8、中元調子。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

これも重量的には重いはずですが、試打時は「ちょっと重いかな」くらいでした。ワッグルしてみると、「TT-5月」に対して、手元から中間にかけてよりしっかり感があるように感じました。ヘッドの動き方は、「TT-6星」と同じような感じでしたね。


実際に打ってみると、「あれっ!?」です。なぜかって、「TT-5月」では球が上がらなかったですよね。本来であればよりハードなはずの「TT-6月」のほうが、球が上がっているというナゾの事態。身体が勝手に重さを感じて、何らかの反応をしていたのかもしれませんが、いかんせん無意識なので説明ができません(汗) 感覚的には若干クセがあるというか、「TT-6太陽」「TT-6星」ほど気持ち良く振れなかったというのが現実。結果だけみれば何ら問題ないのですが、なんかしっくりこなかったというのが正直な感想です。


個人的な好みは「TT-6星」>「TT-6太陽」>「TT-6月」でした。

<RODDIO「TTシリーズ」シャフト>

■スペック:TT-5(太陽=61.5g/4.9/先中調子、星=61.0g/4.9/中調子、月=62.5g/4.9/中元調子)。同5+(太陽=62.5g/4.4/先中調子、星=61.0g/4.5/中調子、月=63.5g/4.5/中元調子)。同6(太陽=72.5g/3.6/先中調子、星=73.0g/3.6/中調子、月=72.0g/3.8/中元調子)。

■価格:各1本5万8000円+税


◆VENTUS BLUE 6S

スペックはロフト角10度、ライ角60度、長さ45.5インチ、総重量315.6g、バランスC2.8。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量65g、トルク3.1、中元調子。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

持ってみた感覚ですが、重量的にはいい感じ!! シャフトを手でしならせてみると、しっかりSフレックスといった感じ。しなりポイントは真ん中よりもやや手元側でした。ワッグルしてみると、同じ中元調子の「TT-6月」とは全く違う動き方で、よりピンピンしていてシャープな感じ。素振りしてみると、いかにも球を押してくれそうなイメージでした。


実際に打ってみると、ん~、難しいっす!! スカイトラックのデータ的には、そこそこの結果が出ていましたが、フィーリング的には、ボクにちょっと難しさが先行しちゃったかな。たたけばたたいただけ反応してくれそうなイメージはありますが、ボクレベルではしなり戻りがシャープ過ぎる印象でした。同じ中元調子でも「TT-6月」よりシャープで張り感があります。振り感は、切り返しで中間から手元辺りがわずかにしなってタメを作ってくれそうなイメージですが、そこから先の全体がギュンとしなり戻る感じ。しかも先端がやや硬めなのか、身体が反応していたような気がします。腐れフッカーのボクだと、やや巻き込み系の傾向が強く、動画の弾道が精いっぱいでした。スイングである程度球をつかまえられるマジヒッター向けのような気がしました。

<フジクラ「VENTUS BL」シリーズ>

■スペック:VENTUS BL 5(R=58.5g/3.7、S=59.0g/3.3/中元調子)。同6(S、X==65.0g/3.1/中元調子)。同7(S=76.0g/3.0、X=77.5g/2.9/中元調子)。

■価格:各1本5万円+税

◆TENSEI プロホワイト1K 50S

スペックはロフト角10度、ライ角60度、長さ45.75インチ、総重量308.8g、バランスC1。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重56g、トルク4.5、元調子。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまず。グリップはやや太め。シャフトを手でしならせてみると、今回打ったシャフトの中では最も硬く、しっかりした感じ。しなりポイントは真ん中辺り。ワッグルしてみると、まず感じたのが先端のしっかり感だったりします。結構ピンピンした感じで、ヘッドの動きも小さめ。素振りしてみると、シャープに振れそうな雰囲気でした。


実際に打ってみると、意外や意外!! なんかいい感じ! スピン量はやや少なめな印象ですが、弾道的にはかなりの強弾道でした。三菱ケミカルの「白」系は歴代元調子系でハードなイメージでしたが、この「TENSEIプロホワイト1K」は50Sであれば、ボクレベルでも“使えるんじゃないかな”と勘違いさせてくれます(笑)。でも、しなり感はそれほど感じません。結構ピンピンした感じですが、何気にクセがないニュートラルな動きで、やはり先端がしっかりしているような感じですね。個人的には、このヘッドとの組み合わせのNO.1でした。

<三菱ケミカル「TENSEIプロホワイト1K」シリーズ>

■スペック:TENSEIプロホワイト1K50(R=53.5g/4.6、S=56.0g/4.5、X=59.0g、TX=61.0g/4.4/元調子)。同60(R=59.5g、S=61.5g、X=65.0g、TX=66.5g/3.8/元調子)。同70(S=70.5g/3.4、X=74.5g/3.3、TX=76.0g/3.2/元調子)。同80(S=81.5g。X=83.5g/2.8、TX=85.5g/2.7/元調子)。

■価格:各1本5万円+税


今回ボクが試打した限りでの好みですが、ベストは「TENSEIプロホワイト1K」装着モデル。このマッチングはかなり好印象でした。扱いやすさは「TT-6星」装着モデルでした。「TT-6月」「VENTUS BL6S」は表記上中元調子ですが、実際に打ってみるとしなり方も違うのが分かると思います。自分でも意外だったのは元調子の「TENSEIプロホワイト1K」が最もタイミングが取りやすく、自分の好みのフィーリングで、かつ、イメージ通りの弾道を打てたことだったりします。やっぱり、「実際に打ってみないと分からないんだなぁ~」と、あらためて実感しました。