どーもです。ロマロの新製品ですが、今日からはアイアンとなります。今回4モデルを試打できましたが、その中で最も打ちやすく、飛距離性能も期待できそうなモデルだった「Rayαプラス」アイアンから紹介しましょう。これまでボクが試打してきたロマロのアイアンでは「こんなモデルもあるのね」という感じで、ボク的には「ロマロの異端児」的(メーカーさん、ごめんなさい!!)存在でしたが、何はともあれいってみましょう。


まずは見た目から。


構造的にはポケットキャビティ。重心深度もガッツリ確保されていることに加え、トウ・ヒール後部にボリュームがあるので、かなりの高慣性モーメントを意識したモデルのように感じました。

フェースはラージ。ロマロのアイアンとしては最大かな? トウ・ヒール方向に気持ち長めな印象もあるかな。それでも、なんかつかまりそうな気配が…

ソール幅はワイドですが、ソール面には刀傷のようなミゾが刻まれています。これは、接地面積を減らし、抜けの良さを意識してだと思います。単純にラージヘッドモデルではないようですね。

ネックはセミグース。ボディもそれなりにファットで、いかにも重心深度が深そうな見た目でした。

構えてみるとこんな感じ。顔が大きめだけど、トップブレード分厚いので、それほど大きさを感じなかったかもです。いかにもロフトは立っていますが、これだけボッテリしていると、そっちの方が気になったりして?

今回試打したのは、グラファイトデザイン社製オリジナルカーボンシャフト「ツアーAD UL-40」Lフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角29度、ライ角62度、長さ36.5インチ、総重量340g、バランスC3。シャフトスペックは、重量41.5g、トルク4.3、中調子。


試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはめっちゃ軽め。グリップの太さも、めっちゃ細め。ボクのゴルフ人生の中でも、屈指の細さでした。シャフトを手でしならせてみると、想像通りめっちゃ柔らかめで、しなりポイントは真ん中よりもやや先あたり。ワッグルしてみると、ヘッドがそれほど重くないせいか、その振れ幅は思ったほど大きくなかったかな。素振りしてみるととにかく軽いので、いつも通りに打つには、いろんなことに気を使いそうな雰囲気でした。


実際に打ってみると、見た目の期待を裏切らないモデルでした。いわゆるオートマチック系アイアンのテーストで、クラブがドーンとボールを上げてくれますね。ロフト角を考えればめっちゃ上がりやすいモデルです。意外だったのがつかまり。持った感覚でアンダースペックだと思っているので、いつも通りと思ってもどこかで調整している可能性はあるかもしれませんが、それでも腐れフッカーのボクが普通に打っても決してつかまり過ぎるような感覚がなかったのはいいですね。かといって、“つかまらない”のではなく、程よくつかまる感じでした。試しに、意識的に腐れフックを打ってみると、想像以上の腐れフックも打てました。具体的に意識したのは「切り返しで力む」「インパクトで手首を返す」「フォローで左に振り抜く」ですが、フックが打ちたい人はぜひ試してみてください(笑)


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS40.3m/s、初速51.7m/s、打ち出し角20.0度、バックスピン量5208.2rpm、サイドスピン-447.5rpm、飛距離179.7y

【ベスト】

HS40.1m/s、初速51.5m/s、打ち出し角20.1度、バックスピン量4930.7rpm、サイドスピン-423.7rpm、飛距離181.1y


打感は弾き系。音は高音系です。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道。ロフト角を考えれば超高弾道。振っているつもりはないけど、軽量モデルなので結果的に振れている感じ。スピン量的にも、こんなもんですかね。いわゆる払い打ち系でもしっかり上がってくれるでしょう。


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。バランスが軽い分、手元で何かしてしまうと、クラブ軌道に影響が出てしまいます。ボクの場合。軽めなのでトップ系のミスが多かったです。


シャフトフィーリングと振り感ですが、このシャフトは初体験でした。イメージとしては、振ってはダメ…というか、振れる人が振ってスイング中に何かしようとすると、それができてしまう感じ。おそらくHS38~40m/sあったらスイング中の調整ができてしまい、結果として悪い方向に行ってしまいそうな感じです。この手のシャフトは、振れる人ならしっかり振り切ることを意識した方が、結果的に良さそうかと思います。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS35~36m/s以下に合いそうかな。これはもう払い打ち系のスインガータイプ限定と言っても過言ではない感じで、いわゆるオートマチック系アイアン。グランドシニアや一般的な女性ゴルファーにオススメしたいモデルで、ボク的にはロマロ史上最もロマロらしくないイメージのアイアンでした。

<ロマロ「Ray αプラス」アイアン>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:7▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10

■ヘッド:軟鉄(RS20C)

■シャフト(重量/トルク/調子):グラファイトデザイン社製カーボンシャフト「ツアーAD UL-40」(L=41.5g/4.3/中調子)

■価格:5本(#6~PW)セット17万3250円、単品(#6、AW)各1本3万4650円。※税込み