アマチュアの河本結(17=松山聖陵高)が首位と3打差5位でスタートした。「ノーボギーも60台もツアーでは初めて。焦らず、しのげました」。ツアーには過去10試合に出場して予選通過が1度だけとあって、3バーディーの69に声が弾む。

 キャディーは大会が用意したアルバイトだが、それが偶然、藤田光里の弟で、大学1年の亜久里さん(18)。「今、右目にものもらいができて、ちゃんとラインを読めないんです。だから、すごくサポートしてもらいました」という。

 ツアー最年少優勝記録を持つ勝みなみと同学年の“みなみ世代”になる。「意識はしています。みなみちゃんとはご飯を一緒に食べに行ったこともありますし、負けたくない」。高校を卒業する来年にプロテスト挑戦を予定している。夢は世界に通用する選手になることで、目標は「イチロー」だ。「いつも有言実行する人。すごい。いつか会ってみたいです」。今年11月、地元の愛媛・松山開催の大王製紙エリエールでアマチュア優勝を飾る-。そんな野望を胸に、まずはツアーで上位争いに挑む。