JGA女子ナショナルチームメンバーで福岡・沖学園高3年の藤本愛菜(17=ミッションバレー)が、通算2アンダー214で2年ぶり2度目の優勝を飾った。強風でノーバーディー、6ボギーの6オーバーも、巧みなコースマネジメントなどで耐えしのぎ、3日間首位の完全Vを決めた。シード藤本愛を除く上位17人が日本女子アマ(6月11日開幕、千葉・我孫子GC)の出場権を獲得した。

強風に苦しみながら藤本愛が九州女王を奪還した。「耐えた1日」という最終日だった。だが「難しい条件やピン位置だったが、ボギーを打っても落ち込まないよう開き直った」。ノーバーディー、6ボギーも「2年前の優勝よりうれしい。マネジメントやメンタルが成長したから。マネジメントは誰よりイメージできている」。「バーディーチャンスは1個もなかった」という試練に耐え、泥臭く3日間首位を守りきった。

国内女子ツアー挑戦が肥やしだ。予選落ちの昨年日本女子オープンから43位だった大王製紙エリエールレディスでは人生初のホールインワン達成。5月上旬のRKB×三井松島レディスは辻村明志コーチがキャディーを務め、多くを学んだという。予選落ちも初日3アンダー9位など貴重な経験が生きていた。

昨年日本女子アマ2位など活躍はめざましく、女子アマランク4位。今年は初のナショナルチームメンバー入りも果たした。約1年前から、ツアープロの上田桃子や渋野日向子らを指導する辻村コーチに師事して、力をつけてきたたまものでもあった。一発合格を狙うプロテストへも弾みとなった。【菊川光一】

○…元JGA女子ナショナルチームメンバーで、熊本・玉名CCで働きながら今年のプロテスト合格を目指す荒木優奈(18=グリーンランドリゾート)は4年連続2位に終わった。強風の影響で2バーディー、1ダブルボギー、7ボギーの79と伸ばせず「メチャメチャでした。グリーンも最後まで攻略できなかった」とガックリ。だが、日本女子アマへ「上のいい位置で戦えたら」と切り替えた。

▽福岡・折尾中3年の広吉(1バーディー、1ダブルボギー、3ボギーの76で通算7オーバー3位に)「風が強くて難しかったが、耐えしのいでいけて良かった。(日本女子アマは)去年より上位に行けるようにマネジメントをちゃんとしたい」