今平周吾(23)は通算10アンダーでホールアウト、プレーオフの可能性もあり、いったんは練習グリーンに行ったが、結局は市原弘大(34)とともに、メディアセンターのモニターで最終組のプレーを見守った。

 金庚泰が優勝を決める3メートルのパーパットを沈めるのを見て、「危ない距離が残っていたのに(カップの)真ん中から決めたので、やっぱりすごい」と脱帽していた。

 この日はプレーは粘り強かった。風雨の中、終盤5ホールはすべてグリーンを外しながら1パットパー。それも15番の4メートルなど微妙な距離ばかりだった。「序盤に流れに乗れず、いつもなら崩れているのに、今日は耐えられたので、自分も成長しているのかな」と手応えも得た。

 23歳で初のメジャー出場を決め、「うれしいです。まだ実感はない。メジャーに行くのは夢みたいな…本当に出られるのかな?って感じでした」と話した。