15年日本ジュニア優勝者の蛭田みな美(18=学法石川高卒)と同年世界ジュニア優勝者の畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)がともに通算1アンダー、26位、アマチュア勢トップで決勝ラウンドに進んだ。

 蛭田は持ち味の手堅いプレーで、コースの難易度が増した午後組ただ1人のノーボギーで、69をマークした。「暑くて大変でしたが、最後まで集中できました。水分も最後まで怠らず、こまめに摂るようにしました。いつもの倍、500ミリのペットボトルを4本空にしました」と真っ赤な顔に笑みを浮かべた。

 一方の畑岡は前半アウトで3連続ボギーを打ち、大ピンチに陥ったが、後半インで4バーディーの32と巻き返した。「3連続でヤバイなと思った。パットが入らなかったので。でも、10番で5メートルが入ってイメージがよくなったんです」。同組の成田、原を圧倒したドライバーショットは前半こそばらついていたが、後半は「構えで力が入っていたので、力を抜くようにしたら安定するようになりました」と修正した。

 ツアー最年少優勝記録保持者の勝みなみ(17=鹿児島高3年)も通算2オーバーの54位で予選を通過。決勝2日間はベストアマ争いが白熱しそうだ。