平塚哲二(44=甲賀CC)が6バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダー、271で日本勢唯一のトップ10となる5位に入った。

 データが残る85年以降、国内開催の試合でトップ10に日本人選手が1人だけだったのは、88、91年のダンロップ・フェニックスに続く3例目。トップ10に日本人選手ゼロとなればツアー史上初の屈辱だったが、ベテランの奮闘で阻止した。スタート直前の練習中にぎっくり腰を患いながらもアプローチでしのぎ「(日本人の意地というより)自分のことで精いっぱい。パターはボロボロ。ナイスパーばかり。耐えました。何とか」と息をついた。

 14年終盤に左肘を痛め、今季はキャリアで1度だけ使える生涯獲得賞金25位以内の資格で出場。昨年9月ANAオープンで復帰して以降、ベストとなる5位フィニッシュに「(シードは)マストというか、絶対取りたいですし、それだけで終わりたくない。もっともっと上を目指して頑張りたい」と貪欲だった。