どーもです。PRGRのニューモデル「スーパーegg エボリューション」シリーズを試打できました。「スーパーegg」シリーズと言えば、禁断の高反発モデルですが、このニューモデルも高反発モデルで、当然競技では使えません。とはいえ、こういうクラブを必要としている層は確実にいます。ゴルフを辞めてしまう最大の理由は「飛距離ダウン」という話も聞いています。そんな方がゴルフを長続きできる武器の選択肢の1つになると思われます。前作はUTを打てていませんでしたが、今回はドライバー、FW、UT、アイアンを試打できました。そんなわけで、早速ドライバーからいってみましょう。


まずは見た目から。


ソールを見る限り、形状的には先代とほぼ同じようなコンセプトだと思われます。大きな変更点は、ヘッド自体がより大きくなったこと。先代は485cm3でしたが、新作は500cm3と15cm3アップ!! でも8g軽くなっているようです。

フェースはシャロー。でも、ヘッドが大きくなっている分、めちゃめちゃデカいシャローでした。

ボディもシャロー。先代よりもヒップダウンしていて、低重心を意識していそうです。

後ろ姿です。先代同様、クラウン中央部がこんもりしていて、ソールの中央部が凹んだ独特な形状ですが、クラウン中央部はよりボリュームアップされていました。

構えみるとこんな感じ。基本的には先代とほぼ同じようなイメージですが、ヘッド体積が増量している分、投影面積もより大きくなっていました。

今回試打したのは、オリジナル専用カーボンシャフト「スーパーegg」M-40(SR)フレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角59.5度、長さ45.75インチ、総重量275g、バランスD0.5。ヘッド体積500cm3。シャフトスペックは、重量46g、トルク7.1、中調子。


試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはかなり軽め。グリップもかなり細めですが、まあ、これは想像の範ちゅうです。シャフトを手でしならせてみると、当然軟らかめで、かなりしなります。しなりポイントはほぼ真ん中あたり。ワッグルしてみると、しなり方のイメージよりもヘッドの振れ幅は少なめかな。素振りしてみると、かなりヘッドが返ろうとする動きを感じました。


実際に打ってみると、「さすが高反発! めっちゃ飛ぶやん!!」といった感じでしたが、冷静に考えてみれば、飛距離のメリットがなければ高反発を出す意味がないですよね。でも、なんか先代よりも飛んでいるイメージがあったので、過去記事と比較してみると、やっぱり飛んでいました。先代の3球平均は250.2yでしたが、新作は254.6y。最大飛距離では先代254.7yに対して新作は258.8y。試打時のイメージでは初速が速くなっていたように感じましたが、そもそもHSが1m/s上がって43.7m/sにアップ。これは総重量で先代よりさらに8g軽くなっているので、普通に振っても振れてしまう感じでした。さらに、初速を確認すると1.4m/sアップの63.3m/s。これはおそらく、カップフェース採用による効果だと思います。先代を確実に超える進化を体感できました。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS43.7m/s、初速63.3m/s、打ち出し角16.6度、バックスピン量2545.7rpm、サイドスピン-530.9rpm、飛距離254.6y

【ベスト】

HS44.1m/s、初速63.8m/s、打ち出し角16.4度、バックスピン量2319.0rpm、サイドスピン-539.5rpm、飛距離258.8y


打感は弾き系。かなり弾く感じで、球離れもやや速め。音は高音系で、やや金属的。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高弾道。もちろん、払い打ち系でしっかり上がってくれます。むしろ、払い打ち系の方がいいかもしれません。スピン量はやや少なめなイメージでしたが、データ的にも大体2200~2500rpmあたり。ちょっとコスると3000rpm超えも出てしまいますが、これはあくまでもボクの問題です。


出球傾向は、ボクのスイングでやや強めのドロー系。オートマチックにつかまるイメージなので、ボク的にはやや逃がす感覚が必要だったけど、それでも500cm3の超デカヘッドを考えるとつかまりはかなり良いと思います。


シャフトフィーリングと振り感ですが、かなり重心角が大きいのか、ダウンスイングで結構ヘッドが返ろうとする動きを感じます。この動きに反応してスイングで調整しようとすると、おそらくケガします。ボクの場合、ヘッドを気持ち右前に放り出すイメージを最初から決め、その通りに振り抜いて、いい感じのドロー系が打てました。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38m/s以下にオススメ。なお、メーカ-的にはHS43m/s以上の方は使用しないでくださいとのことですが、これは従来からですよね。スイング的には払い打ち系、持ち球的にはスライスの方向けでしょう。最近いろんな場面で劣化を感じているボクですが、そんなボクにもこのモデルはまだ時期尚早なモデルです。とはいえ、先代からの進化をボクレベルで体感できるモデルでもありました。もし、飛距離低下を理由にゴルフ引退を考えている方がいれば、1度試してからでも遅くはありませんので、ぜひ実際に打ってみてください!

<PRGR「スーパーegg エボリューション」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=チタン(Ti-8AL-1V-1Mo)、フェース=チタン(DAT55G)

■シャフト(重量/トルク/調子):「M-40」(SR=46g/7.1/中調子)、「M-37」(R=44g/7.4/中調子)、「M-35」(R2=43g/6.2/中調子)。

■価格:1本14万800円 ※税込み