ゴルフの日本女子オープンで国内メジャー初のアマチュア優勝を飾った畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)が10日に都内で会見を行い、プロ転向を表明した。03年宮里藍の18歳110日を上回る17歳271日の日本女子ツアー史上最年少プロが誕生した。

 会見には父仁一さん(51)と母博美さん(46)も同席し、喜びを語った。

 仁一さんは「私は全くゴルフをやらないので、そういう(プロゴルファーになれそうだという)思いは毛頭ございませんでした」と苦笑しつつ「こんな日が来ればいいなとおぼろげに思っておりましたが、本当に今日という日を迎えられて感無量です」。そして「これからも感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに、プロゴルファーとしてまい進してもらいたいと思います」と願った。

 ゴルフ場で働く母博美さんは、畑岡がゴルフを始めるきっかけとなった存在。「正直、夢を見ているような感じです。率直に言って、感動しています」と喜んだ。キャディーとして日本女子オープン優勝も支えたが、プロ転向後は娘のキャディーを“卒業”する見込み。「曲がったことが大嫌いな真っすぐな子だと思っています。プロになって、たくさん勝ってほしいです」と話した。