1、2回戦を勝ち上がった24人とシード選手8人による3回戦が行われ、海老根文博(42=フリー)が番狂わせを演じた。

 今季レギュラーツアーは3試合目。生涯獲得賞金は今大会の優勝賞金の約半分となる2451万7511円という42歳が、賞金王2度の金庚泰(韓国)相手にスタートから3ホール連続で奪うなど4アンド3で快勝。「ラッキーなだけです。キョンテ(金庚泰)は調子が本当に良くなさそうだった。(自分は)少しパターは良かったけど…」と恐縮した後で「ビギナーズラックですよ」と笑った。

 名門、茨城・水城高に進みながらゴルフ部には所属していなかった。アマチュア時代にもマッチプレーの経験がなかったという。

 「周りはみんないい選手ばかり。当たって砕けるまでやるだけです」。7日の4回戦はツアー通算5勝の高山忠洋に挑戦する。