池村寛世(22=フリー)が9バーディー、2ボギーの64で回り、通算15アンダーの198で首位と4打差の3位に浮上した。

 「64」は昨年のISPSハンダ・グローバル杯第2ラウンド「65」を上回るツアー自己ベスト。9バーディーもツアー自己最多だった。「ショットで取れたバーディーは2個くらい。あとは4、5メートルのパットがボコボコ入ってくれました」と振り返る。

 現在賞金ランク95位。10位までに入れば残り8試合のほとんどに出場できることになるフォールシャッフルでも、ボーダーラインまで約370万円差の27位と苦しいポジションにいる。「今週ダメなら(下部の)チャレンジにいって、(来季出場権をかけた)QTに行くしかない」。実家は高級芋焼酎「魔王」の原料となるさつまいもを栽培する農家。「出場権が取れなくなったら(家業を)手伝うしかない。フォールシャッフルもあるので1打1打、諦めずにいく」と力を込める。

 15年のRIZAP・KBCオーガスタ以来、自身2度目の最終日最終組に「食らいついていきたい。守りには入りたくない」。若者らしく、ぶつかっていく覚悟だ。