男子ゴルフのタイガー・ウッズ(42=米国)が、ファーマーズ・インシュアランス・オープン(カリフォルニア州)で1年ぶりに米ツアーへ復帰する。

 開幕前日の24日(日本時間25日)はプロアマ戦で北コースを回った。1番でいきなり第2打をピンそば1メートルにつけてバーディー。午前6時40分という日も昇りきっていない時間のスタートにもかかわらず駆けつけた多くのギャラリーを沸かせた。

 公式会見では会場を埋め尽くしたメディアの前で明るい笑顔ものぞかせた。過去7度制した得意コースのトーリーパインズGC。昨年も復帰戦の舞台に選んだが予選落ちし、翌週欧州ツアーを棄権して長期休養を余儀なくされたが「腰の痛みは全くないのが前回との違い。戦う準備ができている」と強調する。

 「フルスケジュールで戦いたい」との意向を示すシーズンの今後について、現時点で出場を明言しているのは2月15日開幕のジェネシス・オープン(カリフォルニア州リビエラCC)のみ。ただ、明確に意識している大舞台がある。「マスターズに向けて準備していく。ずっとそれがルーティンだったし、変える理由はない」と、オーガスタへの思いを隠さなかった。

 通算14度の優勝を数えるメジャーの舞台で輝いてこそスーパースターの完全復活。その1歩を記すための大事な一戦となる。