7打差20位から出た横峯さくら(32=エプソン)が1イーグル、8バーディー、ノーボギーの61をマークし、通算15アンダーの198で1打差の2位となった。

 3番パー5でピン左4メートルに2オンしてイーグル。ショットを次々とピンに絡め、前半だけでさらに4つのバーディーを奪い、6つ伸ばして折り返した。後半13番からの3連続バーディーは9メートル、6メートル、10メートルと長い距離を立て続けに沈めた。

 念願の米ツアー初優勝には1打届かなかったが、充実の2位。「61」は自己ベスト。日本開催の14年ミズノ・クラシック(4位)、15年の米本格参戦以降でも同年ロレーナ・オチョア招待(5位)を上回る米ツアー自己最高位だった。今季米ツアーはこれで3試合目と限られた出場機会からシード返り咲きを狙う上でも貴重な上位フィニッシュとなった。

 試合後に更新したインスタグラムでは「優勝できなかったのはすごく悔しいけど、大きな1歩になったと思います」とつづった上で「主人がキャディーとしてかなりパワーアップしていることにもビックリ」。キャディーを務めたメンタルトレーナーの夫、森川陽太郎氏への感謝もにじませていた。