男子ゴルフのダンロップ・スリクソン福島オープン(21日開幕、福島・グランディ那須白河GC)の練習ラウンドが20日に同コースで行われた。

 星野陸也(22=フリー)は初メジャーとなった全米オープンから前日に帰国。夜に福島へ入ったが「時差ボケですね。ようやく寝られたと思ったら、5時に目が覚めました」と苦笑する。

 第1ラウンドの14番でダブルパー「8」をたたくなど、通算18オーバーの136位で予選落ちを喫したが、大舞台での収穫は多かった。練習では日本のエース松山英樹、ザック・ジョンソンやジム・フューリクといった米国の名手たちとのラウンドを経験。中継局の仕事でコースを訪れていた丸山茂樹にアプローチも教わった。「実際に(コースを)体験するのが一番分かりやすい。『(米国で)ウエッジを(ピッチングを除いて3本に)増やす選手が多いのは、こういうことか』って実感しました」。

 決勝ラウンドもコースへ足を運び、第3日前半は松山のプレーをロープの外から勉強した。その足で練習場に向かえば「ダスティン・ジョンソンとかジャスティン・トーマス(の練習)を目の前で見られるんですから」。世界最高峰の舞台は刺激にあふれていた。

 ホストプロとして期待も背負う今大会。「アマチュアの時から出させてもらっている大会。優勝目指して頑張ります」と力を込めた。