松山英樹(26=LEXUS)は5バーディー、1ボギーの4アンダー66で回り、首位と4打差となる12位スタートとなった。

大会前日は体調不良からプロアマ戦を9ホールで切り上げて棄権したものの、試合当日は普段通りにコース入り。練習ラウンドできなかったアウト1番からスタートし、前半からショット、パットが好調だった。

2番で5メートルのバーディーパットを沈め、3番で1メートル、4番では実に11メートルのバーディーパットを決めて3連続とすると笑みもこぼれた。9番パー5はアプローチがピンに当たって50センチを決めてバーディーと前半だけで4つスコアを伸ばした。 中盤以降、ティーショットが荒れ始めたものの、第2打が安定して確実にパーオンを続け、グリーンを外したのは1回だけ。11番は3パットでボギーをたたいたが、17番パー3で5メートルを沈めてバーディーを取り戻すとほっとした表情だった。体調面について「うん…まあ。やれているので。大丈夫です」とだけ話し、ゴルフの調子には「悪い中でも徐々に幅が狭くなってきているので、そこは救いかなと思います」と前向きに話した。

5年連続のプレーオフ最終戦ツアー選手権出場には、PGAツアーの試算によると単独24位フィニッシュ以上が必要とされる。松山は「今日みたいにしっかり伸ばしていけるようにしないと置いて行かれるので、頑張りたいと思います」と見据えていた。またウッズの5年半ぶりの首位発進については「良いプレーをすれば、それくらいいくんじゃないですかね」と口にした。