竹原佳吾(東京・早実高1年)が、難コースをイーブンパー72で回り、2位に3打差をつけて首位に立った。

「ラッキーがあったので」と振り返ったのは終盤。17番で右の池に向かって飛んだが、池に下る土手の途中で止まっていた。最終18番では「右肩が前に出る悪い癖が出て」と、左の林のOB方向に飛んだが、木に当たって出てきた。そこからOKにつける会心のショットでバーディーフィニッシュした。

「最近のショットの悪さからいけば、いいゴルフでした」という。関東アマで予選落ちするなど、ゴルフの状態が悪かったという。18番で「力が入って」悪癖が出てしまったが、右肩が出る癖を直すように意識しながらのプレーだった。

昨年、13-14歳の部で世界ジュニアの日本代表になったが、本戦では56位と振るわなかった。「外国の選手は体が大きかった。活躍できなかったから、もっと頑張んなきゃと思った」と刺激を受けた。再挑戦の権利を得るための最終日は「プレッシャーに打ち勝ちたい。今日みたいなラッキーはないと思うので、攻め過ぎず、グリーンセンターを狙っていきたい」と、2年連続代表を目指す。