世界ランク5位の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)がAIG全英女子オープン(20~23日、スコットランド・ロイヤルトルーンGC)でのメジャー初優勝へ弾みをつけた。最終日は4バーディー、4ボギーの71で回り、通算1アンダーの283で12位。今季のメジャー初戦と同じリンクスコースへの苦手意識を克服し、収穫の多い予行演習となった。野村敏京(27)は69で回り、同じく12位だった。優勝は通算5アンダーで並んだ4人のプレーオフを制したステーシー・ルイス(米国)。

畑岡は1、2番を連続ボギーとしたが、終わってみれば最終ラウンド(R)をイーブン、通算1アンダーだった。最終18番パー4は、第2打をピンにピタリとつけてバーディー締め。パー5で3つのバーディーを奪うなど、ショットがさえた。全英女子オープンに向け「いい経験ができた」とうなずいた。

前日15日の第3Rは、スコアこそ1つしか伸ばせなかったが、ラウンド中は笑顔があふれた。ホールアウト後は「徐々に風や地面の硬さにも攻め方がつかめてきて、楽しくできた」と振り返ってもいた。

今年同様、リンクスコースの連戦となった18年は、今大会が59位、全英女子オープンが予選落ちだった。海沿いの強い風や急な天候変化、深いバンカーと長いラフ、硬い地面。全てが初めての経験で、慣れずに苦手意識を植え付けられた。それが今大会は順応。わずかにパットを外してバーディーチャンスを逃し続けたが、コース攻略できている自信が表情にも出ていた。

「風の読みや、下が硬いので、ボールの高さの調節は、ところどころだけどできている」と、2年前からの成長を感じている。何よりもリンクスコースへの苦手意識がなくなり、最終Rも「来週(全英女子オープン)につながるプレーができれば」と、自信を持って臨めた。メジャー初優勝を目指す畑岡にとっては、価値ある前哨戦となった。