東京五輪出場には優勝しかない古江彩佳(21=富士通)が、最終日に奇跡の逆転優勝をかける。
12位から出て3バーディー、1ボギーの70で回り、通算7アンダーの209。苦しいゴルフの中で2つ伸ばしたが、16アンダーで首位の菊地絵理香に9打差をつけられた。菊地は4年ぶり4度目の優勝に王手。2位は12アンダーで西郷真央がつけた。
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東京五輪を目指す古江が追い詰められた。スタート時点で首位と5打差を縮めるはずが、逆に9打差まで開いてしまった。ショットが不安定で、なかなかチャンスがなかった前半。4番のチップインバーディーで好転するかと思われたが、後半も2バーディー、1ボギー。最後までリズムをつかめなかった。
「前半集中仕切れなかっただけ。悪くはないなと思いながら回っていた。(今日の出来は)70点」。前日のショットの違和感は解消されたが、風やショットの打ち方でなかなか考えがまとまることなくプレーを続けた。常に冷静で、どんな状況にも動じないと言われる古江も、五輪代表が絡む優勝争いに、神経をすり減らしていた。
9打差を追い掛ける最終日に、五輪出場をかける。「うまくいけばいったで、自分のご褒美になる。五輪のことは考えず、自分のゴルフに集中するだけ」と自分に言い聞かせるように話した。この大会にかける思いは2つある。1つは五輪で、もう1つは5400万円の高額賞金をゲットして賞金女王への足固めをすることだ。「五輪は(自分にとって)すごく価値があることですごい目標。賞金女王は小さい頃からの夢」。2つの目標に向かって大一番に挑む。【桝田朗】

