日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームの米沢蓮(22=東北福祉大4年)が通算2アンダー、38位でローアマを獲得した。

この日は3バーディー、ボギーなしの68だった。今後、プロ転向を予定しており「ずっと悔しい思いをしてきて(アマチュアとして)最後の日本オープンでいい締めくくりができました」と笑顔を見せた。

過去3年は18年33位、19年29位、20年27位。あと1歩でタイトルを逃した。また最近は日体大の中島啓太がツアー優勝、同大学の河本力が下部ツアー優勝を飾るなど、他のトップアマがめざましい活躍を見せていた。「少し焦りのようなものはありました。“次は私が引っ張る”という思いでやってきました」。ライバルを抑えてのタイトル獲得に充実感がある。

ナショナルチームでの海外遠征を経験する中で、世界的なパワーゴルフの流れを痛感。コロナ禍の昨年から肉体改造、トレーニングなどに本腰を入れ、体重は約10キロ増え、ドライバーの飛距離も10~20ヤードアップしたという。

「その分、自信があったショートゲームが少しうまくいかず、ネガティブなイメージがあった。今後はそこを修正していきます」。プロ転向後は国内ツアーだけでなく、欧州、アジアツアーなどのQTにも挑戦したい意向を明かした。