ツアー競技でプロデビュー戦の青山晃大(22=フリー)があっと驚く6打差7位で最終日を迎える。

「予選を通っただけでも驚きだったのに、まさかのビックリです」。アマチュアで16、20、21年とツアー3戦に出て予選通過がなかった無名のルーキーが大健闘している。

【男子ツアー】東建ホームメイト・カップ第3日全選手スコア

実家が名古屋市内で練習場「青山ゴルフ」を経営している。長さ15ヤードほどの“鳥かご”スタイルの2階建てで合計8打席という小さな場所で、かつてツアープロを目指した父禎之さんの影響から物心ついた頃からプロを夢見た。大学は地元中京大に進んだ。昨年、QTで1次落ち、日本プロゴルフ協会認定プロテストに落ちたが「少しでも稼げるなら」と12月にミニツアー出場を機にプロ転向した。

今大会は主催者推薦で出場した。「コースのメンバーによくしてもらっていて」と、年に数十回ラウンドするコースで、この日は68を出した。首位との差はスタート前の4打から広がったものの、17番パー5では、残り240ヤードを2番ユーティリティーでピン奥4メートルに乗せて、イーグルを奪うなど見せ場十分のプレーを披露した。

これまでミニツアーなどで稼いだ賞金は合計20~30万円という。キャディーはプロを使えば出費がかさむと考えて、17歳の妹に頼んだ。名前はあの渋野と同じで日向子さん。

「同年代が活躍していて、焦る気持ちはありますが、負けずに頑張りたい。将来は男子ゴルフを盛り上げるような活躍がしたいです」。勝利の女神にふさわしいキャディーとともに、最終日は1つでも上の順位を目指す。