女子ゴルフの今季国内メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が、長崎県のパサージュ琴海アイランドGC(6755ヤード、パー72)で7日から始まる。
ツアー通算3勝の桜井心那(19=ニトリ)は地元でメジャー初制覇を目指す。前週は宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の10代ツアー3勝を達成。今週は畑岡、川崎春花に続く史上3人目の10代メジャーVがかかる。
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前週優勝からわずか2日。桜井は9ホールを回った後に会見を行い「さすがに今日は疲れがきて。疲れながらの練習ラウンドでした」と苦笑いした。地元・長崎で、しかも慣れ親しんだコースでのメジャー。「目標にしてきた大会なので、もちろん『優勝』と言いたいですが、最初から気負い過ぎたらよくない。まずは楽しんでやりたい」と淡々と意気込んだ。
8年ぶりの開催となった会場のパサージュ琴海アイランドGCを知り尽くしている。高校時代は週1回練習を行い、練習場の球拾いなども手伝った。今もオフに練習したり、同じ03年度生まれ「ダイヤモンド世代」の川崎春花らとラウンドするなど、“ホームコース”としている。小学生だった8年前。同コースで行われた大会を観戦。「イ・ボミさんが印象に残っている」。プロへの憧れを強くした思い出もある。
プロ1年目の昨季は下部ツアーが主戦場。川崎が優勝した前回大会は出場できず、パサージュ琴海で練習していた。「すごいなという気持ちと、私はここで何をやっているんだろう、と。追いつきたくても追いつけない状況。でもあせりとかなく、ただすごいなと思った」。昨季下部ツアーで年間最多記録の5勝を挙げ、今季からレギュラーツアーに本格参戦。資生堂レディースでツアー初Vを飾り、約2カ月で一気に3勝を挙げた。今回は優勝候補の1人として、初日は前回覇者の川崎らと回る。
米ツアー挑戦という大きな目標がある。現段階では「まだ決めていない」とした上で「メジャーに勝ったら行きたい思いもある」。現在、世界ランキング50位。同ランク75位以内なら、11月末に始まる最終予選会からエントリーが可能。早ければ、今年予選会に挑戦する可能性もある。夢に近づくためにも、まずは地元で頂点を目指す。【近藤由美子】
◆前週ゴルフ5レディース(北海道ゴルフ5C美唄)VTR 桜井が最終Rを4バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーの206で逆転優勝した。第1Rは69で3位、第2Rは68で2位に浮上。3日間でボギーはわずか3つの安定感だった。今季、通算ともに3勝目を挙げ、宮里藍、畑岡奈紗に続いて史上3人目となる10代でのツアー3勝を記録した。
◆桜井心那(さくらい・ここな)2004年(平16)2月13日生まれ。長崎市出身。ゴルフは兄の影響で6歳から始める。長崎日大高出身。21年11月にプロテスト合格。ステップアップツアー昨年5勝で賞金ランキング1位。今季からレギュラーツアーに参戦。7月に資生堂レディースで初勝利。さらに同月の楽天スーパーレディースで2勝目を挙げた。ニトリ所属。166センチ、62キロ。血液型O。

