大きな夢へ第1歩を刻んだ。昨年の全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(18=代々木高)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算12アンダー276。2位でプロテスト合格を果たし「国内外で活躍して、見ている人を元気づけられる選手になりたい」と抱負を語った。
今テストは、目指す海外への扉を開く旅への最初の関門だった。今後は来季の米女子ツアー出場権を懸けた最終予選会(30日~米・アラバマ州)に備え、調整する。
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馬場は緊張の4日間を乗り切り、「良かったです」。初挑戦で合格を遂げ、安堵(あんど)した。
第3日に2位に浮上。カットラインからは余裕を持ってのスタートだったが、「ちょっとドキドキしてました」。それでも、スタート前は、同組で同学年の清本らと談笑する場面も見られ「組み合わせも良かったです」。リラックスした様子でティーオフすると、6番パー5でバーディー先行。8番パー3をボギーとするも焦りはなかった。
「この3日間と同じ感じで、自分で最後までやり通すと決めていたことだけを意識してました」
後半もパーを並べ、15、16番で連続バーディー。4日晴天だった天気のように安定したプレーを見せた。
合格後の撮影会ではピースサインで笑顔。プロと呼ばれることにはくすぐったさもあるようだが、馬場にとってプロ合格は大きな夢への第1歩に過ぎない。
子供の頃から海外で活躍できる選手を夢見て、2週間前には米女子ツアーの来季出場資格を争う2次予選会に参加。コーチを務める坂詰和久氏にバッグを担いでもらい、今月30日から行われる最終予選会への出場権を手にした。
「夢をかなえたい。米国の最終予選会を受けます」。日程が重なる日本の最終QTには参加せず、米ツアーの夢へ向かう。
「2次予選会で学んだことやプロテストでやり通してきたことを最終予選会でも生かしたい。しっかり調整して頑張りたい」
車好きで「免許を取りたいです。(ジープ型の)ラングラーに乗りたいんですよ」と話すが、それも最終予選会が終わってからの話。それでも、今日ばかりは「一緒に合格した仲のいい選手と一緒に焼き肉に行きます」と喜びを分かち合う。つかの間の休息を経て、世界へ挑む。【阪口孝志】
◆馬場咲希(ばば・さき) 2005年(平17)4月25日、東京都出身。東京・代々木高3年。5歳でゴルフを始める。武器はドライバーで平均飛距離は270ヤード。あこがれの選手はネリー・コルダ、脇元華。家族は両親と姉、妹2人。愛称は「ばばさき」から「手羽先(てばさき)」。175センチ。血液型B。
◆日米ゴルフツアー最終予選会 翌年度のツアーの出場資格を決定するためのトーナメント。日本では1次と最終の2ステージの予選会が行われ、JLPGAツアーおよび、JLPGAステップ・アップ・ツアーの出場資格が決まる。最終は静岡・葛城GC宇刈Cで11月28日~12月1日に行われる。米国は3ステージで行われ、最終予選会は11月30日~12月5日に米アラバマ州で開催。45位以内に入れば来季のツアー出場権を獲得する。上位であるほど出場できる試合が増える。

