高梨沙羅(クラレ)の1回目はやや踏み切りが遅れたように見えたものの、87・5メートル。飛距離は1位ではなかったが、得点でトップに並んだ。2回目はライバルたちが失速する中、ただ1人90メートルを越えて勝利をつかんだ。

 3日の3回の公式練習は「空中に出てからのバランスが悪い」と納得のいくジャンプができなかった。表情を曇らせ「ビデオを見て分析したい」と話していた。それでも本戦では修正。1回目は「メード・イン・ジャパンの大スター」とのアナウンスで紹介されて最後に飛び、ぶれない空中姿勢で着地のテレマークも入れた。2回目は飛距離を3・5メートル伸ばすなど、安定感がよみがえった。

 前週に節目のW杯通算50勝を達成。気持ちが楽になったかと問われると「その辺は気にしていなかった」と、試合が変わればまた新たな気持ちで臨んでいると語った。昨季2戦2勝と相性のいい会場で、新たな一歩となる51勝目を飾った。