バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)のシーホース三河で昨季のレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)に輝き、リンク栃木への移籍が決まった日本代表の比江島慎(27)が20日、宇都宮市で入団会見に臨み「栃木のために全身全霊でプレーしていきたい」と抱負を語った。

 屋外の会見場には炎天下、約400人のファンが詰めかけ、大歓声を浴びた。栃木を選んだ理由を聞かれると「ワールドカップ(W杯)やオリンピックが目前にあるので、もっと成長したいという思いがあった。栃木で成長できるイメージができた」と説明した。

 このタイミングでの移籍については「代表に専念したかったので、終わってから全部やろうと思った」とW杯アジア1次予選を勝ち抜いたことを理由に挙げた。今後については「オリンピックが最大の目標」とし、海外への挑戦についても時期と移籍先を検討するとした。