ヤマハ発動機は昨季王者神戸製鋼に24-36で敗れ、開幕ホーム2連戦を1勝1敗で終えた。

前半11分、WTBシオネ・トゥイプロトゥが左サイドを独走するトライで先制。同18分には、FBサム・グリーンのPGで3点リードした。開幕トヨタ自動車戦に続いて1万人を集めた観客席を盛り上げた。しかし世界のスター選手が集まった相手に3トライを奪われ、前半は17-22で終了。後半はさらに2トライを許し、点差を広げられた。

大戸裕矢主将は「うまくいかない時間が多かった。自分たちのやりたいことができなかった」と肩を落とした。それでも、光るプレーが随所にあった。日本代表フランカーのヘル・ウベは、前半にジャッカル(倒れた相手からボールを奪うプレー)を連発。南アフリカ代表フランカーのクワッガ・スミスもトライを決めた。堀川隆延監督は「やってきたことに間違いはなかった。守備のポジショニングはうまくできていた」と手応えを強調した。【倉橋徹也】