“ミスターシーホース”と称された名プレーヤーがコートを去る。

プロバスケットボールのBリーグシーホース三河は3日、桜木ジェイアール(43)が現役を引退すると発表した。米国出身で2001年に来日してアイシン入り。日本国内のリーグでは19年間で通算710試合に出場し、1万991得点をマークした。JBL時代には3季連続MVPにも選ばれた。07年に日本国籍取得し、NBA経験者では初の日本代表選手としても活躍した。

チームを通じ、「まさか、日本でこれほどたくさんの方と深い絆を結べるとは思いませんでした。すべての思い出を大切にします。

みなさんとつくったこの思い出は、これからの人生の宝物。この宝物が、私の人生の基礎となるでしょう」とコメントを寄せた。今後は女子WリーグのアイシンAWで、テクニカルアドバイザーに就く。

来日時の本名はミルトン・ヘンダーソン・ジュニア。日本国籍取得時に「桜の木は日本の象徴だから」との理由から名字を桜木とした。