山形南が山形中央を3-1で下し、2年連続12度目の優勝に輝いた。身長191センチの菅原啓(ひらく、1年)が、高い打点のスパイクとブロックで得点を積み上げ、来年1月5日に東京で開幕する高校選手権(春の高校バレー)出場を決めた。

山形南は2セット連続先取も第3セットを奪われ、気合を入れ直した。第4セットも序盤からリードを許したが、諦めずに点差を詰め、19-19の同点で菅原が20点目を奪って勝ち越した。そのままリードを守り切って連覇達成。自身初の春高出場を決めた菅原は「ブロックの上からアタックを打ったり、ブロックも要所で決められて良かった」と満足した。

菅原は昨年まで在籍した山形六中3年時に最高到達点が320センチを超えた大器。エースとして全国中学大会準優勝に導いた。今大会はベンチメンバーでただ1人の180センチ超え選手として、得点源になった。エース格の1年生は「サイドアウトやブロックでブレークを取って自分の持ち味を発揮したい」。昨年は2回戦で優勝した東山(京都)にストレート負け。目標の8強入りへ、1勝ずつ勝ち上がる。【相沢孔志】