地元のクラブを日本一にする-。バスケットボールBリーグのB1新潟アルビレックスBBから、今季川崎ブレイブサンダースに新加入する納見悠仁(25)が25日、川崎市内で入団会見を行った。
横須賀学院中出身の納見は学生時代から川崎の試合を観戦しており「間近でプロの試合を見てすごく印象に残っているし、Bリーグでも常にチェックしていた」と語った。
新潟時代の昨季は52試合に出場、1試合平均25分、8・1得点をマーク。PGとしてチームの中心的存在となった。オフに複数のチームからオファーもあった中「今後レベルアップするために何が必要か」と悩み抜き、移籍を決意。新潟時代から対戦時に「激しいディフェンスで相手の弱い部分を突いて得点を取ってくる。そんなチームに魅力を感じていた」と話す。
川崎は昨季ファジーカスら長身の外国人選手を擁しながら、プレーオフ準決勝で敗退。今季は納見の巧みなパス回しに期待がかかる。とはいえ、常勝軍団の川崎でレギュラーをつかむのは簡単ではない。同ポジションには日本代表で主将を務めた篠山や、昨季MVPの藤井がいる。「藤井さんからは試合中の嗅覚や感覚、篠山さんからはチームをまとめる力を盗みたい」。
経験者がそろう新天地では、プレー時間が減ることも覚悟の上。もちろん、控えに甘んじるつもりはなく「(篠山と藤井)2人にどんと構えられないように、背中を追いかけて行きたい」と力強い。佐藤賢次HCはPGとしての能力だけでなく、シュート力も魅力だと語る。「積極的に点に絡む力はあると思っている」と期待する。
宮城・明成高時代は米NBAウィザーズの八村塁らとウインターカップ3連覇に貢献。将来的に代表で一緒にプレーの可能性を問われたが、現時点では立場をしっかりわきまえている。
「彼と一緒にプレーできたのは大きな経験だが、代表よりもまずは日本の中で、Bリーグで結果を出して注目される選手になることが目標」。
オファーを出した北卓也GMは「学生時代から注目してきた」と満を持しての獲得だ。島根でデビューし、新潟で実績を積んだ納見。「高校時代優勝を経験してから遠ざかっている。もう1度味わいたい。(移籍が)間違ってなかったことを証明する」。地元のファンの前で成長した姿を見せ、応援してくれる家族や仲間に恩返しする。【松熊洋介】
◆納見悠仁(のうみ・ゆうと) 1997年(平9)4月10日、神奈川県生まれ。横須賀学院中時代にU16日本代表に選出。青山学院大では4年で主将を務め、特別指定選手として島根でBリーグデビュー。卒業後は新潟で2シーズンプレーした。181センチ、83キロ。


