名門復活を期す京大が、大逆転で春シーズンを締めくくった。
神戸大に14-17とリードを許して残り1分50秒。京大は自陣5ヤードからドライブ。最後は第4Q11分19秒、敵陣17ヤードからQB泉岳斗(4年=都立西)が、WR上田大希(3年=須磨学園)へのTDパスを通して逆転した。
最終学年を迎え、主将も担う泉は「OLのブロックもレシーバーも勝っているのは分かっていた。それまで投げミスとかあったので(最後のシリーズは)変なことは考えず、当たり前のことをやっただけ」と冷静に振り返った。
泉を中心にしたパスオフェンスを武器に、名門復活の息吹は見せている。今春からヘッドコーチとして復帰した藤田智氏は「いい面もあったし、まだ未熟な面もある。時間はかかると思うし、(今秋の)シーズンインに向けてチーム全体を上げていきたい」と手ごたえと課題を口にした。
京大は黄金期に「怪物」と称された東海辰弥氏ら名QBを輩出してきた。藤田氏は泉の才能を歴代の先輩と比べても「タレントとしては並ぶレベル。持っているものは素晴らしい」と評価する。
アメフトの本場、米国で培った原点を持つ泉を中心に勝負の秋へと向かう。泉は「目標は(関西学生)リーグ優勝。自信を持っていけます」と力強く宣言した。


