初出場の関大北陽(大阪第1)が、過去優勝6度の天理(奈良)に敗れた。
互いに1歩も譲らない接戦となった。
前半14分、中央スクラムから左に展開して前進。途中パスが乱れる場面もあったが、仲間のカバーでボールをつなぎ、WTB鷹尾享(3年)が先制トライを決めた。
ただし、その9分後、同23分にトライを決められ5-5に追いつかれると、前半終了間際には自陣深くまで攻め込まれてPGを奪われ5-8。
後半にも相手の得意なモールで押し込められて3トライを献上。後半終了間際に執念のトライで5点を追加したが、12点差で初戦で聖地を去った。
「アレ」を実現した阪神岡田彰布監督の母校。ラグビー部の掲げる「アレ(8強)」には届かなかったが、NO8永井玲雅主将(3年)は「楽しかった」と充実感を漂わせる。
花園に出場して「大阪の歴史を変えたい」と取り組んできた。その結果、強豪ぞろいの大阪を勝ち上がって、花園でもBシードを獲得。「欲を言えばやっぱり1勝したかった」と心残りがないわけではないが「1、2年生にはまだチャンスがある」と、年越しの夢を後輩に託した。
東海大仰星(現東海大大阪仰星)出身で、99年度に花園で優勝した経験を持つ梶村真也監督(42)も「よく頑張ってくれた」とにっこり。初の大舞台で躍動した選手をたたえた。
早稲田実業(東京第1)、関大北陽との激戦を経て3回戦に進出した天理は、来年1月1日に流通経大柏(千葉)と対戦する。


