競泳で22年世界選手権男子100メートルバタフライ銀メダルの水沼尚輝(27=新潟医療福祉大職)が“イルカ泳ぎ”で五輪切符を狙う。

13日は都内で日本代表候補合宿に参加。来月17日に開幕するパリ五輪代表選考会(東京)へ「初代表の時のようにフレッシュな気持ちで、もぎ取りにいく。『やはり水沼だな』という泳ぎを見せたい」と誓った。

新たな挑戦を選んだ。22年6月の世界選手権準決勝で50秒81の日本記録を樹立し、決勝で銀メダル。だが10月に腰痛を発症後、体幹だけに意識を集中する泳ぎを取り戻せなかった。昨年9月の杭州アジア大会でも4位。以降は下山好充コーチに「バタフライのうねりを利用する泳ぎ。イルカのようなイメージ」と評される、新たな泳ぎを信じて磨いた。

今月17~18日のコナミオープン(東京)など2大会を経て、選考会に向かう。東京五輪準決勝敗退の悔しさを胸に、水沼が「五輪の借りは五輪で返す」と完全復活する。【松本航】