小林陵侑(28=チームROY)が合計278・4点で逆転で2連勝を達成した。
1回目132メートルで2位。7・3点差を追う2回目にヒルサイズと同じ137メートルのビッグジャンプで首位の座を奪った。着地後は日本チームの仲間とハイタッチ。優勝が決まった瞬間はすぐには気づけず、少し遅れて喜んだ。前日15日の今季初Vに続き、通算34勝目。「シンプルにうれしい」とほほ笑んだ。
札幌大会前までの今季最高成績が5位だったのがうそのように、自国で強さを見せた。23年にも2勝を挙げた飛び慣れた札幌は、やっぱり相性が良かった。2日間の本戦で飛んだ4回の飛躍について「100点、100点、100点、100点」と大満足。「楽しかった。リラックスして挑めたし、友達もたくさん応援に来ていたし」と勇姿を届けた。
26日開幕の世界選手権(ノルウェー)前最後の大会で、自信を取り戻した。2度のW杯個人総合制覇、3度の年末年始のジャンプ週間総合優勝、22年北京五輪ノーマルヒル金メダルを獲得してきた日本のエース。「唯一取っていないタイトルなので、本当に楽しみ」と、最高が23年のラージヒル銀メダルというビッグゲームに向けて、手応えは十分。
日本チームはスロベニアで直前合宿するが、小林陵は長野・白馬村で個別に調整する予定。「確率を上げる」と、理想のジャンプの再現性向上に取り組むつもりだ。【保坂果那】


