個人200メートルと400メートルメドレーの世界ジュニア記録保持者の小島夢貴(17=豊川高)が1分55秒62で初優勝した。すでに個人メドレーで代表入りを決めている8月のパンパシフィック選手権(米国)の派遣標準記録を突破した。自己ベストを1秒08を更新。2位と0秒18差の接戦を制した高校3年生のチャンピオンは表情を崩さず「ギリギリ勝ててうれしかった」とクールに喜んだ。
独特な泳ぎ方でぐんぐん進む。足をクロスさせるように水中でキックする。高校入学後から自然と現在のフォームになり、独特なことに「周りに言われて気づいた」という。「プル(腕の動き)にキックのリズムを合わせるだけ」と説明し「リズム泳法」と命名した。
父も元競泳選手で、07年世界選手権代表の貴光さん(45)。五輪には届かなかった。小島は小学校の時に書いた作文で「『お父さんが叶えられなかった夢を僕が叶える』と書いていた。お父さんもオリンピックを目標にしてやってきたと思うので、僕も息子として叶えられるように頑張りたい」と誓う。
まずは貴光さんも現役時代に代表となったパンパシフィック選手権で親子二代での出場を果たす。その前に7日の400メートル個人メドレーでは、2位だった3月の日本選手権の雪辱を期す。「勝てるように頑張りたい」と集中した。【保坂果那】


