世界ランク11位の日本が同14位のトンガに41-7で勝利し、パシフィック・ネーションズ杯2連勝を飾った。2日夜に、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の母マウデさんが78歳で死去。指揮官がニュージーランドに緊急帰国し不在の中、恥骨の炎症で回復が遅れていたフランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)が8カ月ぶりに先発に復帰。泥臭いプレーでフル出場を果たし、勝利に貢献した。開幕まで2カ月を切ったワールドカップに向け、チームは上昇気流に乗る。

選手は積み上げた団結力で吉報を届けた。当初は一時帰国をためらったジョセフHCを周囲が翻意。軽めの運動を行った午後2時に指揮官から説明を受け、リーチは「勇気あるプレーを見せることで、ジェイミーにいいメッセージを送れる」と思いを共有した。以降は通常の準備を施し、フランカー姫野は「自分たちでやるべきことを遂行できた。成長を感じる」とチーム作りに手応えを示した。選手は喪章を着けて試合に臨み、試合後はジョセフHCから「よくやった」とのメッセージが届いた。同HCはフィジーで行われる米国戦で合流する見込み。